2016年02月05日

コーヒーは今が一番おいしい時代です。




木々の蕾も和らいだように膨らみ始め、

お昼頃には少し暖かい風を感じます。


節分も過ぎて立春となりました。


少しずつ春の気配が近づいています。







今日は、年末から販売している

グアテマラ エルインヘルト農園のゲイシャ種の最後の焙煎でした。



001.JPG






これで、在庫が無くなり次第、終売です。




世界最高峰の農園が育てた

世界で最も美しい香りをもつ品種です。






たくさんのお客様に「新しい珈琲の世界」を感じて頂けたのと同時に、僕たちにとっても、素晴らしい経験をさせて貰えたコーヒーでした。






挽いた時の、とても甘い花の香り。




ベルガモットやレモンピール、カシス、ネクタリン、温州みかん、シャルドネのような様々な果実感が、折り重なるように現れる、とても複雑で素晴らしいフレーバー。




アカシアはちみつのような甘さ。



異次元の透明感。




どこをとっても、最高のコーヒーです。





僕自身も、きっと生涯忘れられないコーヒーのひとつになりました。

死ぬ前に思い出すんでしょうか、、、。






お店では自由に試飲できますので、

多くのお客様に体験して頂きました。






まるでコーヒーとは思えない風味に

最初は戸惑われる方も多かったのですが、

「これが世界最高のコーヒーです。」と申し上げると、

その魅力とその価値を認めて貰えることが多かったです。







現代のコーヒーは、人類史上最も高品質と言われています。




今が一番”コーヒーがおいしい時代”ということですが、

それはやはり、農園単位、品種、生産処理ごとに分けて流通するようになって、

カッピングという世界共通のコーヒーの評価基準が確立されたからです。





良いコーヒーを的確に、正当に評価する。

そのコーヒーを適切に売買して適切に流通する。


これが出来るようになって、

劇的に品質は向上しました。



生産技術が格段に上がり、

生産者の意識改革起ったからです。




当たり前の事なのですが、

ここまで来るのに大変なご苦労があったと思います。



生産者の人たちは「もっとおいしいコーヒー」を

育てるために研究し、改善し、工夫しました。





生産者が、

「もっと甘みを出すために」

「もっとフレーバーを複雑にするために」

「もっとクリーンに」

「もっとマウスフィールを良くするために」

という言葉を使うのを実際に農園へ行った時に聞きました。




価値観が、”量から質”へシフトしていました。



すごい時代になった、、、、。

と思ったものです。




10年前では絶対になかった凄いコーヒーが

今や日本中にゴロゴロとあります。





そんな素晴らしい時代を迎えたコーヒー業界ですが、

例えば地球温暖化が世界で2℃進めばスペシャルティコーヒーは

絶滅するとも言われています。





コーヒーは地球の恵み。

大地と人が作る、奇跡の実です。




EARTH BERRY(大地の実)も、そんな意味で付けました。





いつまでも、おいしいコーヒーを楽しみたいです。

いつまでも。




でも世の中に変わらない事があるとすれば、

「全ての事は変わる」ということだけ。





だから、最もおいしいコーヒーの時代を迎えた

”今を”楽しみましょう。





素晴らしいコーヒーと出会って、

人生を楽しみましょう。




EARTH BERRY COFFEEでは、

そんなコーヒーをご用意しております。




077.JPG









posted by 大地の実 at 17:42| 珈琲豆のこと

2016年01月30日

珈琲屋に捨てるとこなし。





世の中いろんな飲食店がある中で、

珈琲屋ほどロスの少ない業種も珍しいでしょう。





一般的に、食材を廃棄する理由は鮮度と衛生。

日本は世界と比べても特に衛生管理は厳しく監督されます。

お客様にとっては「安心と安全」というメリットがありますし、

お店にとっても食中毒などの事故は完全に命取りです。



この世の中のお店では毎日大量の食品が廃棄されています。




なのでパン屋やケーキ屋に限らずカフェや居酒屋でも

この廃棄ロスがかなり”利益”を圧迫しています。


深刻にお悩みのお店も多いと思います。





ところが、珈琲屋にとって廃棄ロスは

殆んどゼロに近いのが現実です。





珈琲の賞味期限はお店によっても違いますが、

だいたい、豆の状態で1カ月〜3か月くらい。

粉にすると2週間〜3週間です。




アースベリーコーヒーでは焙煎してから

ほぼ1週間以内で全ての豆が売り切れるので

珈琲豆を廃棄ロスさせることもありません。





これは実にありがたい事です。




鮮度と品揃えのバランスを計算通りできるのです。





ところで、ウチのお店では全種類の珈琲が自由に試飲できます。



この試飲に使う豆は一日で100g〜120gです。


試飲は毎日やりますので一カ月で約3kgを消費します。

年間で36kgという量です。


さらに毎日の品質チェックでのテイスティングでも同じ量を

使うので年間で約72sを”販売以外”で使っています。

*72kg=約36万円





この話をすると同業者の人でも、

「もったいない!」

「多すぎる!」

「毎日全種類は極端だ!」

というご意見を頂くこともあります。





ただ、僕はこの”販売以外の豆”が無ければ

今のアースベリーコーヒーも無かったと思います。




試飲は「声なき最高の営業マン」だと思います。


試飲があるから飲み比べができて楽しめる。

試飲があるから安心して買う事ができる。

試飲が売り上げにどれほど貢献しているか!

僕の力では”試飲”ほど売ることはできません。





毎日10kg売れるようになったのも

試飲があったからこそです。

(目標は一日40kg以上ですが。笑)







品質管理のテイスティングの豆は

「珈琲力の筋トレ」だと思っています。




毎日、毎日、お店の珈琲を全種類テイスティングしていると

”ほんの少しの変化”が分かるようになります。

そして、素材のレベルや品質が分かるようになります。




1年経つと、良い豆、悪い豆の区別が付くようになって、

良い焙煎と悪い焙煎の区別が付くようになります。





2年経つと、生産国や処理方法、品種の正確な違いが分かります。

ひとくち飲んだだけで、おおよその区別や判断が付きます。

仕入れに失敗しなくなります。




3年経つと、自分たちの味が確立されてきます。

どんな珈琲を求めたらよいか、他店との珈琲力の違いや

技術力の差が分かり、世界の頂上がどこなのか分かります。




「珈琲力」という言葉で表すと

毎日カッピングして3年くらいで

ようやくスタートラインに立てます。




塵も積もればなんとやらですが、

一日100gの積み重ねが大きな成長になると信じています。





日本の飲食業界は廃棄ロスが世界でも

トップクラスというニュースを見て、

ウチも廃棄ロスがもしあれば今と全然ちがったかも、

と思う今日この頃です。

なんのこっちゃ。笑







posted by 大地の実 at 18:20| 珈琲豆のこと

2016年01月29日

バレンタインブレンド。




今年もバレンタインブレンドを作ります。





004.JPG







毎年、使う豆が少し変わりますが基本的なコンセプトは

「チョコレートとマリアージュするコーヒー」です。




チョコレートの風味と相性が良いのは

少しだけビターなコーヒーです。




今年のバレンタインブレンドは

コロンビア、グアテマラ、ブラジルを

少しビターに仕上げたブレンドになりました。






ちょうど今日そのコーヒーを焙煎して味見してみましたが、

とにかく香りがとても素晴らしいです。



甘いチョコレートの焼き菓子のようなアロマ。


キャラメルやカカオ、ドライフルーツのような甘い風味に

やわらかい苦みが心地よく感じられます。



どんなチョコレートにもよく合うブレンドが完成しました。





チョコレートといえば、


088.JPG






先日から販売している

People Tree のフェアトレードチョコレート。





バレンタイン向けに仕入れたのですが、

とても好評で予想を上回るペースですので

追加で仕入れる事にしました。




新しい味を入れる予定ですので

こちらもぜひお楽しみに。






霧雨の肌寒い日が続きますが、

温かいコーヒーでお過ごし下さいね。





077.JPG






















posted by 大地の実 at 14:11| 珈琲豆のこと

2016年01月23日

新しい豆とチョコレート。





40年に一度の寒波が来るそうですね。


暖冬かと思いきや寒波到来で体の調子も狂いがちですが、

皆様風邪などにお気をつけ下さいね。





さて、新しい豆のご紹介です。



■インドネシア スマトラ リントン

久しぶりにマンデリンのいい奴が来ました!

ハーブのような独特の香味にダークチョコレートのニュアンス。

ドライマンゴーのような重たい果実感もあります。

ベルベットのような質感ながらクリーンな後味。


マンデリンは、いわゆる「パンチの効いたドロっとしたビター」が特徴ですが、

これは上質で洗練された、素晴らしいマンデリンです。






そして、新しい試みとして、

People Treeのフェアトレードチョコレートを販売し始めました。




088.JPG





とても有名なチョコレートなのでご存じの方も多いと思います。




「みんながHappyになるチョコレート」をコンセプトに

フェアトレードのカカオ、乳化剤・着色料は不使用という

手間暇かけて作られたチョコレートです。





「ミルクチョコレート」

「オレンジチョコレート」

「オーガニックビター」

「カラメルクリスプ」

この4種類を取り揃えました!

すべて350円(378円)です。





もうすぐバレンタイン。



コーヒーと一緒においしいチョコレートはいかがでしょうか?




おいしいコーヒーと

おいしいチョコレートで

みんながHappyに!




どうぞよろしくお願いします。





posted by 大地の実 at 15:51| 珈琲豆のこと

2016年01月18日

クラシックブレンド。 




開業から3年を経て、新しい「定番のブレンド」を

新発売することになりました。




その名も【クラシック ブレンド】



無題.png







深煎りのフレンチローストのブレンドを作りました。



深みのあるローストの香り、しっかりしたコクとボディ。ダークチョコレートのような心地よい苦みで後味はクリーン。


まるでバッハやベートーベンの時代の珈琲をイメージしながらも、現代の最新技術と栽培技術を融合した、ハイブリットなブレンドです。笑



要は、深煎りながら焦げていなくて、ダークチョコやキャラメルやドライフルーツのような立体的で複雑かつ魅力的な風味のあるコーヒーです。




クラシックブレンドの名前の通り、ヨーロッパ革命時代や

明治の文明開化を思わせるようなコーヒーハウスをイメージしました。


しゃれたカップで濃い珈琲を嗜みつつ、熱心に語り合う人々。


貧しいながらも豊かな心と、たくさんの夢があった時代。



そんな時代の珈琲をイメージしています。







アースベリーコーヒーは開業以来ずっとスペシャルティコーヒーにフォーカスしてきました。



それはこれからも変わりませんが

「素材の味を活かす」事にとらわれすぎると、

いわゆる”最近のお店は全部同じ味”という現象を

引き起こしてしまうのです。笑




珈琲の魅力はとても幅広くて奥深いものです。



「フレンチロースト」という焙煎はとても奥深い世界。



ただ焼くだけの焙煎度合でのフレンチなら素人でもできますが、

焦げによる不快で強い苦みやスカスカしたような味の抜けがなく、

ダークチョコレートのようなコクと甘みを伴う「心地よい苦み」と

しっかりと豆の個性と「旨みと風味」がある深煎り。




よくお客様が「思ったより苦くないね」という、

いわゆる名店と呼ばれるお店の珈琲。

これが本当の「フレンチロースト」だと思います。





僕も、奥深い深煎りの世界へ足を突っ込んだという次第です。




これで定番のブレンドは


【アースベリーブレンド(中煎り)】

爽やかで甘いフルーツの印象で、クリーンでスイートな風味。



【ビターベリーブレンド(中深煎り)】

チョコレートやキャラメルの印象で、後味にベリー系の爽やかな果実感。



【クラシックブレンド(深煎り)】

深いローストの香りとダークチョコレートのほろ苦さ、しっかりしたコクとボディ。





この三枚看板となりました。






それぞれのコーヒーに世界感があり、

それぞれの魅力があります。





来月からは待望のインドネシア・スマトラと

コスタリカのブラックハニープロセスの

素晴らしいコーヒーが入荷します。




いきなりボディの強いコーヒーが集まりますが、

とても楽しみでもあります!






2016年も熱い珈琲道を歩むアースベリーコーヒーを

どうぞよろしくお願いします!





posted by 大地の実 at 17:34| 珈琲豆のこと