2016年01月29日

バレンタインブレンド。




今年もバレンタインブレンドを作ります。





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毎年、使う豆が少し変わりますが基本的なコンセプトは

「チョコレートとマリアージュするコーヒー」です。




チョコレートの風味と相性が良いのは

少しだけビターなコーヒーです。




今年のバレンタインブレンドは

コロンビア、グアテマラ、ブラジルを

少しビターに仕上げたブレンドになりました。






ちょうど今日そのコーヒーを焙煎して味見してみましたが、

とにかく香りがとても素晴らしいです。



甘いチョコレートの焼き菓子のようなアロマ。


キャラメルやカカオ、ドライフルーツのような甘い風味に

やわらかい苦みが心地よく感じられます。



どんなチョコレートにもよく合うブレンドが完成しました。





チョコレートといえば、


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先日から販売している

People Tree のフェアトレードチョコレート。





バレンタイン向けに仕入れたのですが、

とても好評で予想を上回るペースですので

追加で仕入れる事にしました。




新しい味を入れる予定ですので

こちらもぜひお楽しみに。






霧雨の肌寒い日が続きますが、

温かいコーヒーでお過ごし下さいね。





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posted by 大地の実 at 14:11| 珈琲豆のこと

2016年01月23日

新しい豆とチョコレート。





40年に一度の寒波が来るそうですね。


暖冬かと思いきや寒波到来で体の調子も狂いがちですが、

皆様風邪などにお気をつけ下さいね。





さて、新しい豆のご紹介です。



■インドネシア スマトラ リントン

久しぶりにマンデリンのいい奴が来ました!

ハーブのような独特の香味にダークチョコレートのニュアンス。

ドライマンゴーのような重たい果実感もあります。

ベルベットのような質感ながらクリーンな後味。


マンデリンは、いわゆる「パンチの効いたドロっとしたビター」が特徴ですが、

これは上質で洗練された、素晴らしいマンデリンです。






そして、新しい試みとして、

People Treeのフェアトレードチョコレートを販売し始めました。




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とても有名なチョコレートなのでご存じの方も多いと思います。




「みんながHappyになるチョコレート」をコンセプトに

フェアトレードのカカオ、乳化剤・着色料は不使用という

手間暇かけて作られたチョコレートです。





「ミルクチョコレート」

「オレンジチョコレート」

「オーガニックビター」

「カラメルクリスプ」

この4種類を取り揃えました!

すべて350円(378円)です。





もうすぐバレンタイン。



コーヒーと一緒においしいチョコレートはいかがでしょうか?




おいしいコーヒーと

おいしいチョコレートで

みんながHappyに!




どうぞよろしくお願いします。





posted by 大地の実 at 15:51| 珈琲豆のこと

2016年01月18日

クラシックブレンド。 




開業から3年を経て、新しい「定番のブレンド」を

新発売することになりました。




その名も【クラシック ブレンド】



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深煎りのフレンチローストのブレンドを作りました。



深みのあるローストの香り、しっかりしたコクとボディ。ダークチョコレートのような心地よい苦みで後味はクリーン。


まるでバッハやベートーベンの時代の珈琲をイメージしながらも、現代の最新技術と栽培技術を融合した、ハイブリットなブレンドです。笑



要は、深煎りながら焦げていなくて、ダークチョコやキャラメルやドライフルーツのような立体的で複雑かつ魅力的な風味のあるコーヒーです。




クラシックブレンドの名前の通り、ヨーロッパ革命時代や

明治の文明開化を思わせるようなコーヒーハウスをイメージしました。


しゃれたカップで濃い珈琲を嗜みつつ、熱心に語り合う人々。


貧しいながらも豊かな心と、たくさんの夢があった時代。



そんな時代の珈琲をイメージしています。







アースベリーコーヒーは開業以来ずっとスペシャルティコーヒーにフォーカスしてきました。



それはこれからも変わりませんが

「素材の味を活かす」事にとらわれすぎると、

いわゆる”最近のお店は全部同じ味”という現象を

引き起こしてしまうのです。笑




珈琲の魅力はとても幅広くて奥深いものです。



「フレンチロースト」という焙煎はとても奥深い世界。



ただ焼くだけの焙煎度合でのフレンチなら素人でもできますが、

焦げによる不快で強い苦みやスカスカしたような味の抜けがなく、

ダークチョコレートのようなコクと甘みを伴う「心地よい苦み」と

しっかりと豆の個性と「旨みと風味」がある深煎り。




よくお客様が「思ったより苦くないね」という、

いわゆる名店と呼ばれるお店の珈琲。

これが本当の「フレンチロースト」だと思います。





僕も、奥深い深煎りの世界へ足を突っ込んだという次第です。




これで定番のブレンドは


【アースベリーブレンド(中煎り)】

爽やかで甘いフルーツの印象で、クリーンでスイートな風味。



【ビターベリーブレンド(中深煎り)】

チョコレートやキャラメルの印象で、後味にベリー系の爽やかな果実感。



【クラシックブレンド(深煎り)】

深いローストの香りとダークチョコレートのほろ苦さ、しっかりしたコクとボディ。





この三枚看板となりました。






それぞれのコーヒーに世界感があり、

それぞれの魅力があります。





来月からは待望のインドネシア・スマトラと

コスタリカのブラックハニープロセスの

素晴らしいコーヒーが入荷します。




いきなりボディの強いコーヒーが集まりますが、

とても楽しみでもあります!






2016年も熱い珈琲道を歩むアースベリーコーヒーを

どうぞよろしくお願いします!





posted by 大地の実 at 17:34| 珈琲豆のこと

2015年11月17日

続くこと、変わること。



先日のブログにとてもたくさんの反響をいただき

本当にありがとうございました。




広島ガス展 東広島のイベント会場には

このブログをご覧になってわざわざ足を運んで下さった方が多く、

ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。





お店のお休みだった日曜日には

僕も少しお手伝いに立たせて貰いました。



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土曜日はあいにくの雨でしたが

むしろ多くのお客様が来られて

大行列ができたそうです!




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トップバリスタが目の前で一杯ずつ

淹れるラテやカフェモカが出されるたびに

お客様から歓声が上がる声を耳にしつつ

僕はドリップコーヒーを淹れておりました。笑









日曜日には、さおりさんが講師を務められる専門学校の

先生や生徒さんも応援に来られていて、賑やかなブースでした。




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僕の出身地でもある東広島は

東京や大阪のような大都会ではなく

田んぼや川や山の多くある田舎です。



のどやかな地方の町の人たちには

バリスタの淹れるラテアートは

初体験の方も多く(特に年配の方には)

新しい体験を楽しまれていました。





前回お知らせした エチオピア ベレテゲラ も

みなさん「おいしい」「おいしい」と言って頂けて

もちろんバリスタの腕は超一流なのですが、

焙煎担当の僕としては、心から嬉しく、安心しました。




 
さおりさんもFBで書かれていたのですが、

今回のベレテゲラは、多くの人が関わって、誰一人かけても

東広島のみなさまにご提供出来なかったコーヒーです。







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エチオピアの森は、まだ生きています。

ひっそりとですが、確実にコーヒーの実を育んでくれています。

蝶が飛び、花が風に揺られてながら、生きています。




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From seed to cup という言葉があります。

農園からカップまでを繋ぐ。




スペシャルティコーヒーの本質であると定義されていますが、

何も、コーヒーだけに限ったことではありません。




お米だって、

野菜だって、

フルーツだって、

お肉だって、

お魚だって、

パンだって、

そばだって、

チョコレートだって。





良いモノはすべて From seed to cup みたいなもんです。




要するに、作り手と食べる人が繋がってるかどうか。

”繋がり”がきちんと見えているかどうかだと思いませんか?


そこに初めて良いモノが生まれます。




だからこそ、From seed to cup は続けてゆくモノなんです。








でも、変わるモノもありますよね。


むしろ、この世の中の、全てのモノやコトは常に変わります。



唯一、変わらない事は”全ては変わる”という事だけ。





地球や生き物はいつだって変わり、

気候変動や気象条件、経済状況だってそうです。





実は、地球温暖化で気温がこのまま2度上がれば、

スペシャルティコーヒーは消えると言われています。



気温上昇で、低品質化するからです。


さらに2度上がれば世界の食物の半分は消えるそうです。


全ての生き物はいつか死ぬんです。




これが現実です。






エチオピアの森はどうでしょう?



そして私たちはどうでしょう?



いつか、消えてしまうか、残って行くか、

いつ死んでしまうか、それは誰にも分かりません。



だからこそ、今が大切です。




今、ここに、この瞬間に

エチオピア ベレテゲラが飲める事こそが奇跡。





喜びです。






今回の長い長い From seed to cup の道のりは

遠くエチオピアの森から、私たちの町、東広島・西条まででした。




世の中には、もっとたくさんの道があって、

もっとたくさんの繋がりがありますが、

今回の、この繋がりは、もう二度とないかもしれません。





長くなりましたが、

僕は今回の事を挑戦させて貰えて幸せでした。




わざわざ、足を運んで下さった皆様、

本当にありがとうごさいました。



最後に、とても素晴らしい機会を下さった

さおりさんに感謝します。




これからも、アースベリーコーヒーは

珈琲を楽しんでゆきます!


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posted by 大地の実 at 17:13| 珈琲豆のこと

2015年11月13日

幻の森のコーヒーとトップバリスタ




今日はたくさんの事をみなさんにお伝えしなければなりません。





今回の事は私たちEARTH BERRY COFFEEにとってとても名誉なことであり、

素晴らしいチャレンジの機会を与えて貰いました。




この後、何年も先にも役立つ経験で、

たくさんの事を考えるキッカケになりました。




まず、今週末に開催される

広島ガス展2015 東広島 というイベントがあります。




チラシの中に、

「トップバリスタによるコーヒー店」

というブースがあると思います。



今回、西条の広島ガス展に来られるバリスタは

神原さおりさんという女性バリスタです。


この方、旧姓を村田さおりさんと言って

日本のバリスタでは知らない人はいないほど有名な人です。



素晴らしく華やかな経歴の持ち主で

バリスタチャンピオンシップでは

毎年のようにファイナリストとして勝ち上がり、

ラテアートチャンピオンシップでも

いつもトップクラスの成績を上げるという

日本を代表する本物のトップバリスタです。




現在は、尾道浪漫コーヒーの神原君と結婚して、

競技者としては第一線は退かれていますが

カフェの専門学校の講師として活躍されています。





それで、今回のガス展でラテアートやカプチーノに使う豆を

私たちEARTH BERRY COFFEEにご依頼頂きました。





正直、僕には力不足じゃないかと心配しましたが、

地元のロースターという事もあり、

また僕も競技者としてやっていた時に

すでに知り合っていたこともあって、

チャレンジさせて貰う事になりました。




使う豆は、エチオピア ベレテゲラ ナチュラルの指定でした。




このコーヒーは、幻の森のコーヒーを呼ばれています。

僕自身も焙煎するのは初めて。



神原さおりさんが、なぜこのコーヒーを指定されたかというと、

このベレテゲラは、世界で唯一無二の自然自生のフォレストコーヒーだからです。



森の中に、自然のまま、コーヒーが自生しているのです。


まさに、コーヒーの原種。


世界のコーヒーのルーツ・オブ・ルーツ。



実は僕はこのベレテゲラの森に行った事があるのです。

この目で、幻の森のコーヒーを見ているのです!


エチオピアの旅の様子 ブログ




さおりさんは、実はバリスタチャンピオンシップでも

ずっとこのベレテゲラを使っています。




普通、チャンピオンシップに挑む時は

特別に風味の優れたコーヒーを選びます。





エスメラルダ ゲイシャとか、COE入賞コーヒーとか。



でも、さおりさんはベレテゲラを選びました。

ベレテゲラの素材は特別なものではありません。

いわゆる一般的なエチオピアコーヒーなのです。



周りの反対を押し切ってもベレテゲラで出場し、

激戦の中をファイナリストになられました。



ある意味、日本最強のバリスタかもしれません。





このベレテゲラを使いたいと言われた時、

僕はそのこだわりの理由を聞きました。




どうして さおりさんは、そんなにベレテゲラにこだわるんですか?



するとこんな答えが返ってきました。


UCC時代に開発や保護に関わったのがきっかけです。

ベレテゲラは今にも消えてしまいそうなコーヒーなんです。

コーヒーのルーツが消えてしまうのは、どうしても防ぎたいんです。

バリスタが使うことで美味しく飲んでもらう事で、

ベレテゲラを残してゆきたいんです。

私が最後の一人になっても、使いたんです。







幻の森のコーヒーは今まさに消えようとしています。



環境破壊

気候変動

理由はいろいろあるんですが、

一番危惧される理由は

「売れない」こと。




いろんなコーヒー生産地の悩みでもあることで、

売れなければお金が稼げず、他の仕事を探します。



コーヒー栽培や収穫をしなくなると、

結局、木を切り、森を破壊し、開発するしかないのです。





小さな一歩ですが、今回のガス展ではベレテゲラを使います。




僕自身、エスプレッソに向けた焙煎を本格的に取り組むのは初めてで、

さおりさんにアドバイスをもらいながら、何段階かに焼き分けてのカッピング。




ベレテゲラをエスプレッソにした時に一番美味しいポイントを探りました。




実際にお店で、さおりさんとカッピングして、

実際にお店のマシンでエスプレッソにしてゆきました。




この作業そのものが、素晴らしい経験となったと思います。

エスプレッソとは?

ミルクと合わせるカプチーノとは?



様々な検証をさせてもらって、

悩んで悩んで、

おいしくなれ、おいしくなれ、

そう願いながら何度も何度も、

何時間も抽出を繰り返した時。





「片岡さん、これ飲んでみて下さい」

と手渡されたエスプレッソのひとくち飲んだ時。





僕は心底驚きました。





こんなに美味しくなるの!?




甘い。


凝縮した果実感。


シロップのような滑らかさ。


素晴らしい風味でした。







僕はずっと、コーヒーとは素材以上の良さは

抽出では産まれないと思っていたのですが、

その考えをひっくり返されました。





こんな特別な技術を持った人がいるのか。





日本を代表するバリスタはこんなに凄いのか。





ただ、ただ感動したんです。






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この時間を共有出来た事は

私たちEARTH BERRY COFFEEのスタッフみんなにとって

素晴らしい財産になりました。





そして、焙煎を担当させていただいた僕にとってもまた、

素晴らしい経験となりました。





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明日、明後日の東広島のガス展では

日本を代表するトップバリスタのコーヒーが飲めます。





使う豆は「幻の森のコーヒー」エチオピア ベレテゲラです。





たくさんの想いが詰まったコーヒーです。


たくさんの愛が詰まったコーヒーです。





ぜひ、ご賞味下さい。



これこそが、本当のコーヒーかもしれません。








posted by 大地の実 at 18:11| 珈琲豆のこと