2018年05月29日

京都へ。〜その2〜





突然ですが、

皆様は、抹茶を飲む機会は多いですか?




ワタクシは恥ずかしながら

生涯で1〜2度しか飲んだことなく、

そのすべてが「薄茶」であり、

抹茶の最高峰であり本格である「濃茶」は

ワタクシ、その存在さえも知りませんでした。




お抹茶には、濃茶と薄茶の2種類あります。

同じ「お抹茶」であることには変わりないのですが、

濃茶の方が、甘みが強く渋みが少ないお茶を使います。





お抹茶の量としては、お薄の3〜4倍の濃さですので、

お薄に使えるような渋みのあるお抹茶は、濃茶には適しません。



甘みが増すほどお抹茶のお値段も高くなりますので、

お濃茶はより高級になります。





和風カフェでよく見かけるのは、お薄が圧倒的に多いので、

濃茶は、茶道をしていなければ、なかなかいただく機会がないかもしれません。







茶道という高尚な趣味のないワタクシは

日本人でありながらお抹茶とは遠い世界の住人でした。





ところが、

このお抹茶との距離をグッと縮めてくれた

素晴らしいお店が京都の「一保堂茶舗 本店」です。





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京都でも屈指の人気のお茶のお店で、


京都御所の近くにある為外国人の方も多い。





店内へ一歩入ると、

雰囲気のあるお茶屋さんの設えです。



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たくさんのお茶の種類と道具が並びます。





実はこの一保堂茶舗には併設の喫茶スペースがあり

一保堂茶舗の厳選されたお茶を頂くことが出来るんです。






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まさに、和風カフェそのもの。



テーブルもあれば、

カウンター席もあります。



メニューは大きく分けて

濃茶

薄茶

玉露

煎茶

ほうじ茶


それぞれに合ったお菓子が付きます。





ワタクシは、初めて「濃茶」なるものを注文。


すると、

「途中で薄茶に点てかえますから、お声替えくださいね。」

という店員さん説明。



なんと、2度楽しめるんですね!




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普通の薄茶より4倍濃い濃度で

まるでお茶のペーストのように

ドロドロした質感です!




勝手なイメージで、

”濃くて苦そう”と思っていると、

飲んでみてビックリ!


濃厚だけれども、

ほんのり甘くて、

お茶の爽やかな風味が広がります!!



衝撃的なおいしさなのです!!!



スペシャルティコーヒーに始めて出会った時と同じような感動。



濃茶は、差し詰め世界トップレベルの

スペシャルティのエスプレッソでしょうか。





カウンターの隅っこで勝手に感動しているワタクシに、

店員のかたが優しく「いかがですか?」と聞かれるので、


いやー、初めて濃茶を飲んだんですが、

こんなに美味しいとは思いませんでした。

苦味は全然ないし、甘い余韻ですね!

と言うと、




店員さんもニコリとほほ笑んで、

「最高級のお抹茶ですので」

(静かに感動)








そして、薄茶に点てかえてもらい、

2度目のおいしいお抹茶を頂きました。

(薄茶はお湯を足して作るのでアメリカーノですね)



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さらにワタクシ、ここぞとばかり

煎茶も注文。




すると、

急須と茶碗2つ、それにポットが出てきまして、

自分で淹れるスタイルです。




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この煎茶は三煎目まで楽しめるメニューで

お湯の温度の下げ方や、お湯の量、

時間や注ぎ方を丁寧に説明して下さいます。




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自分で淹れた煎茶も、また格別のおいしさ。

煎茶の繊細さはドリップコーヒーのようです。



付いてくるお菓子も

京都のお菓子屋さんの

素晴らしい和菓子です。




3煎目まで、ゆっくりと頂いて

大満足なワタクシは、様々な思いが

駆け巡りました。




日本人としてあまりにもお茶のことを

知らなさ過ぎたこと。





あらためてお茶を体験して

楽しいし、美味しいし、

なにより感動したこと。




和菓子って素晴らしいなと感じたこと。





濃茶のようなお茶を

気軽に飲める場所は日本に数少ないこと。




もっと身近にお茶を楽しむ機会があればいいなと、

心より感じました。





ちなみに、たくさんの外国人も濃茶や玉露の風味に

驚いているようで、エキサイティングな

日本の体験になったと思います。





喫茶室から見える

お茶売り場も大賑わいで、

お客様もひっきりなし。





喫茶室でお茶を飲んだお客のほとんどが

必ずお茶を買われて行きます。




ワタクシが見ているだけで

めっちゃ売れてます!



コレ、

コーヒー豆屋として

すごく参考になるシステムだったんです。





喫茶で体験した楽しさを、家でも楽しむ。



お茶という身近なのに知らないことを

分かりやすい説明、

美味しくて楽しい体験を通じて

暮らしの中の愉しみの習慣として

提案してゆくお店のシステム。



完璧です!

感動しました。






かく言うワタクシも、

お土産に新茶の煎茶と玉露を購入。




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お茶としては、

値は張りましたが、満足度120%でした。

(もちろん、家で楽しんでいます。)



そして、たくさん勉強になりました。



いつか、EARTH BERRY COFFEEが

カフェを手掛けるなら、今、流行りの

欧米スタイルのカフェではなく、

一保堂茶舗さんを参考にした

メイド イン ジャパンのお店を作りたいものです。



それほど、ワタクシにとってインパクトのある

素晴らしい体験をさせて頂きました。





皆様もぜひ、

京都へ行かれた際は

体験してみてはいかがでしょうか。




さあ、日本茶を楽しもう!




posted by 大地の実 at 16:34| ブログ

2018年05月25日

京都へ。 〜その1〜



ワタクシ、京都へ年に何度か行く機会がありますが、

仕事の用事に時間を割いて、ほとんど観光をしなかったんです。






ところが先日京都へ行った時に、

少し時間に余裕があったので

以前から行ってみたかった

茶筒の「開花堂」さんへ伺いました。




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職人さんが一つずつ手作りする茶筒は

美しい佇まいで、シンプルに洗練された

簡の美を感じさせます。




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開花堂の茶筒は使い込むほどに

経年変化をしてゆくことで

自分だけの道具として完成されることで有名。


著名人にも愛好家が多く、愛用したエピソードなど

本のなかで知ることがありました。




最近では海外にも高く評価されて、

今年の春には新作としてコーヒー豆筒をリリース。




コーヒー豆屋としては、

一度は拝見してみたい

憧れの道具であります。



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開花堂の茶筒は素晴らしい密閉性があって、

フタを静かに置くと、ゆっくりと沈みながら締まります。


極上の箪笥(タンス)のようです。





ワタクシも今回、一生モノの相棒を購入しました。




なんと、ここ本店で買うと

茶さじに名入れのサービスをしてくれます。





錻力、真鍮、銅の3種の中から

ワタクシが選んだのは銅の茶筒です。



華やかさもあり、

コーヒー豆の雰囲気と合いそうでした。



経年変化は銅製が一番早くて8年。

錻力なぞは、40年かかるそうで

さすがにチョイス出来ず。


己の浅さを感じ入った次第でございます。




ところで、この開花堂さんをネットで調べているときに

同じ京都の「一保堂茶舗」というお茶屋さんのことが出てきて、

記事や口コミを見て、「これは行かなくては!」となり

開花堂さんを後にして京都御所の近くにある

「一保堂茶舗 本店」へ伺い、ここでもまた衝撃を受けました。



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続きのお話は、また次回。




posted by 大地の実 at 17:21| ブログ

2018年05月01日

今年もアイスコーヒーが新登場!





5月に入って初夏の日々ですね。




先日OPENしたジ・アウトレット広島に、

EARTH BERRY COFFEEのアイテムが

並ぶようになりました。




1FのSAKKA ZAKKAというコーナーで

広島を中心に中四国の「職人のモノ作り」を

多くの人に体験してもらう場所です。



SAKKA ZAKKAは、

とても有名な作家さんの作品や

仲良しの燻製シマヘイの燻製もあって

かなり充実した内容で、私達も驚きです。


アウトレットの色々なテナントも、

とても素敵なお店ばかりで

有名店の人気アイテムが50%OFFなど

テンションも上がります!



特に飲食店は、ものすごい充実ぶりなので

これだけを目当てに行ってもいいくらいです。



ぜひ、お出かけの際は

お立ち寄りくださいませ。



さて!

今年もコレができました。


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リキッド アイスコーヒーです。

(無糖・無添加 1リットル 702円)



今回の結構濃いめの仕上がりで、

ビターチョコレートのような濃厚なコクながら

後味は綺麗でほんのり甘い余韻があります。





店内のカフェでもアイスコーヒーがたくさん出るようになりました。




お店でアイスコーヒーを作る時は

ドリップで一度にたくさん作ります。


3杯分×3セットで作り、

氷で急冷してボトルに入れます。




実は、このアイスコーヒー、

作りたても美味しいのですが、

1日置くと、味が「まろやか」になります。



作りたてだと、

香りは強いけどトゲトゲした印象で

粗削りな仕上がりです。





一晩置くと、不思議と丸みが出て

味に一体感がでます。

後味の余韻に甘味が出て

柔らかい印象になります。






どちらも良いのですが、

ワタクシは後者がオススメなので

あえて作り置きをしております。




作りたてならエスプレッソ抽出のアイスアメリカーノがオススメです。

たっぷりの氷を入れたグラスに

エスプレッソ(熱い液体で)3に対して水7で割ります。




また、アイスカフェオレも美味しい季節です。



ミルクと合わせる時は、

アイスカフェオレだと、アイスコーヒー1に対してミルク1がオススメです。

アイスカフェラテなら、エスプレッソ(熱い液体で)2に対してミルク8が良い感じです。



エスプレッソは作り置きよりも、淹れたてが美味しいですね。



GWのお出かけの後には、

おいしいコーヒーで一息ついてくださいね!



【GWのお休み】5月3日〜6日まで


さあ、コーヒーを楽しもう!




posted by 大地の実 at 15:49| ブログ

2018年04月07日

コーヒー業界の景気短観。



4月に入りすっかり春になって、

桜のピークも過ぎました。



満開がちょっと早かったので

4月6日の小学校の入学式には葉桜でしたね。




息子たちの通う小学校は今年、

なんと190人の1年生が入りました!


ちょっとしたマンモス校です。





さて、4月になって面白いコーヒーの統計が発表されました。



全日本コーヒー協会の統計



業界向けの統計データですが、

色々とみて行くと面白い傾向が見えてきます。



2016年まで好調だったコーヒー業界ですが、

2017年は少し低迷したようです。




ワタクシが気になったデータは、

各県別の喫茶店と人口の比率。




東京が多いのは分かります。(約7000件)



しかし、日本で一番、喫茶店、カフェが多いのは

なんと大阪なんです。(約1万件)

ダントツで日本一です。



そして、第2位は愛知(名古屋が有名)です。



ちなみに広島は約1700件。




そして、当店でも扱っているカフェインレスコーヒーの消費量が

ここ5年で急激に伸びております。



確かに、昔のカフェインレスコーヒーの生豆に比べて、

遥かに美味しくなったのは実感していて、これからも増えそうです。




市場では、喫茶店やカフェの店舗数はやや減少。

数年前にカフェ開業ブームがありましたが、

淘汰されるお店が出てきているようです。




ただし、家庭でのコーヒーの消費が増えていて、

インスタントからレギュラーに変える人が多いようです。





また、コーヒーを一番飲む世代は

40歳〜59歳が圧倒的に多いです。

次に60代以上。

しかも女性です。



EARRTH BERRY COFFEEでも

やはりこの世代の女性のお客様が一番多くて

たくさんお買い上げいただきます。




このデータを見ると、色んな事が見えてきます。




都市部で起きている現象を裏付けるようなデータもあったり、

これから先、地方で起こりそうなことも予想できます。



いわゆる個人事業のカフェ業態は結構しんどい状況です。





ワタクシたち自家焙煎珈琲の業態も、

都市部ではすでにオーバーストアと言われています。



焙煎屋は潰れにくいという言葉がまさに都市伝説化して

生き残る為には大変な苦労がありそうです。





地方の自家焙煎のお店では、

高品質で差別化のできるタイプと

普通品で安い従来型のタイプが

はっきりと分かれそうです。




データを通じて、色んなことを想いながら、

これからも地域の皆様に永く愛されるお店に

なれるように創意工夫をしてゆこうと思います。



皆様、どんどんコーヒーを飲んで下さいね!







posted by 大地の実 at 18:29| ブログ

2018年03月29日

Qグレーダー更新試験



ワタクシ、国際味覚鑑定士「Qグレーダー」という資格を持っておりまして、

コーヒーに正式に点数をつけることができます。





今、日本に300人くらいだそうです。





この資格は更新試験が3年に一度あって

先日初めての更新試験に行ってきました。





資格を取る時は

なんと6日間連続のコースを受けて、

20科目の試験にすべて合格しなければならず、

結構ハードな資格なのです。




更新試験はカッピング(テイスティング)のみで

ウォッシュド・アフリカ・ナチュラルというテーマで

3セッション(各6さんぷる)をカッピングして

正確な味覚審査ができるか。

正確なスコアシートの記入ができるか。

というテストでした。




普段、ワタクシが使うスコアシートは国際品評会基準のもので


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こんな感じのものですが、






Qグレーダーではアメリカ独特の



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こんなスコアシートを使います。



評価項目や点数の基準、

点数の加算方法も少し違うので

3年ぶりに使うスコアシートに

ややアタフタしながらの試験でした。




3年前当時のワタクシは

カッピング技術はまだ未熟で、

コーヒーを正確に評価することの意味が

分かっていなかったように思います。





今回、更新試験を受けてみて、

普段は扱わない低レベルのコーヒーや

世界トップレベルのものまで

幅広く出題されました。




じっくりと、

ゆっくりと

決して焦らず。


高温、中温、低温まで、

風味の変化を感じながら

ひとつ、ひとつ、丁寧に

コーヒーに向き合いました。




3年前に比べて、

遥かに正確に審査できるようになっていました。




初めて味わうコーヒーに点数をつけながら、

3年間の自分の味覚審査能力の成長を感じました。





やはり、カッピングは経験です。




毎日、お店でカッピングをして、

2か月に一度、世界トップレベルの

カッピングの達人のトレーニングを

受けることの効果を実感しました。




また、更新試験を受けながら

あらためて、このQグレーダーシステムは

コーヒーを客観的に見ることができ、

コーヒーを俯瞰して見ることができる

とても効率的で洗練されたシステムであることを

実感しました。




数日後に結果発表があり

無事に合格できました。



これからまた3年、Qグレーダーとして

コーヒーを評価できるようになりました。



3年後の更新試験まで、

また、コツコツ成長しようと思います。



posted by 大地の実 at 18:55| ブログ